甘いものがダメな少女。


若きイケメンパティシエ。


きっと、会うことはなかったと思う。


でも、あの時出逢えたから、


話しかけてくれくれたから、


探してくれたから。


出逢えた。


宇佐木さんに、出会えてよかった。


これは奇跡、


偶然。


うんん。運命だったのかも知れない。


それでも、


いろいろな事があった。


だけど、それは私たちには必要な壁だった


んだ。









「綾音ーっ!」


「ママーっ!」


「コケるなよーっ!」


私たちの元には、


愛おしい、


世界一可愛い、


子供。


いずれは綾音にもこんな大恋愛、


まあ、南さんみたいに刺されちゃ困るけど


ね、


これは、


甘いものがダメな少女と


若きイケメンパティシエの


とある街の


とある2人の


とある5年の


大恋愛の話。