お母様は同じ女として、私の気持ちも分かってくれるだろうから、心配無いと思う。

隼翔が言う事は理不尽極まりないけど、まぁ私と子供の事を心配しての事だろうから、これくらいで済めば良いや

どうせ隼翔もいったん仕事に出ちゃえば、忙しくて私の事なんて気にしてられないしね?

打つ手はいくらてもあるさ
バレないように店に顔出せば良い

「あっそれから、世話係をつける」

「はぁ?」

世話係って私は子供か!?
何処まで過保護なのよ…

「まぁ蒼海が、俺の言いつけを素直に聞くわけ無いからな?お目付け役が居ないと、俺の目が届かないからって出歩くだろう?」

ちょっと度が過ぎませんか?隼翔さん!

度が過ぎる過保護さに、呆れて溜息をつくと、直ぐ様隼翔の冷たい視線が向けられる。

「なにその溜息?不満なの?夫に内緒事しておいて?」

ぅわー根に持ってるよ
妊娠を内緒にしてたのはやっぱりマズッたか?
ホント厄介な事になったなぁ
これから先、事有ることに絶対持ち出すだろうなぁ…
自分は私に内緒で色々決めちゃうくせに

「いいえ…」

「それから俺が留守の時は母屋で飯は食えよ?蒼海は作り出すと食事も摂らないからな?朝は俺が見てるから良いけど」

隼翔の俺様過保護
全開だ…

「はいはい… お母様にもお世話になります」

「この家では俺がルールだからな!?大人しくしてろよ」

隼翔はそっと抱きしめ、優しいキスをしてくらた。

この俺様
この先ずっと続くだろう
どこまでも…

でも、そんな隼翔が大好き

「蒼海愛してるよ」

私も愛してる…







おわり…