あの後、ほんとに鳴海なのか、と思う程にデレデレな鳴海。 「……ねぇ鳴海、すっごいさらーっと後ろから抱きつかないでよ。勉強に集中出来ないでしょーが」 今は、放課後。 私の家で勉強会を開いている最中だ 私はテーブルに教材を広げ、勉強に集中する、が。 「やだ、寒い」 鳴海はさっきから私の背中にくっついてくる。 「暖房ついてるんだから寒くない」 「風海が温かいのが悪い」