「そ。この事一生言うつもり無かったんだけどなぁ。遥さ、惚気ってのが好きなんだよ。だからお前の話とかさせられんだよ。んで、なんかお前の事思い出してると……笑っちゃうっていうか、顔が……緩む…?」




え、じゃああの私が好きな笑顔は私の話をしててって事?




「あと、お前と目合わさねぇのとかは……その恥ずいから……お前のその上目遣いとか狙ってんの?」



片手で顔を隠しながら、チラッと目だけ覗かせる鳴海




「ね、狙ってる訳ないじゃん!」



「そうだよなぁ。お前そういう事出来ねぇもんな、素でそれやるって犯罪だぞ、もはや」