本当の私



そう言って、頭にキスをした


ゾクッ


背筋が凍ったのがわかる


体が震えてくる


「あっれ〜?なんで震えてるのぉ〜?」


「あっ…ぁぁ…た、たす…け………て」


叫びたいのに、怖くて声が出ない


「おい……そいつか…?」


低い声が後ろから聞こえてきた


「っ…!若…」


恐る恐る、振り返ると


顔を青くした男


そして………


驚くほど、顔が整っている男の人が


眉間に皺を寄せながら立っていた


「そんな、女一人にどれだけ時間を取っているんだ」