本当の私



「うるせぇ………」


此方に、近づいてくると


男のお腹を殴った
その場で、倒れこんだ


「疾風」


「はっ」


疾風さんは、男を担いで、どっかに行ってしまった


私は、胸をなでおろし
その場に、崩れ落ちた


すると、私の影に誰かの影が重なった


恐る恐る、顔を上げると男の人が
冷たい目で此方を見ていた


「あ…ぁぁ」


あの男の倍、怖くて思わず涙が出てくる


「ヒウッ……ヒック」


男の人は、目を少し見開いた


「ヒック、怖いよぉ〜、ふぇーーん」