ショッピングモールを歩く今でさえ、無視を続けてるわたし。



それにめげずと八乙女は話しかけてくれる。



このままでいいって、ちょっと油断してたんだ。



───でも。




「りーくん!」


「…は?なんで……」




いつもは鈍感なわたしでも、この時は分かった。



嫌な予感がビンビンと脳内で発信してたもん。