「おかげで朝の目覚めが台無しよ……」
「失礼しました……ですが。 お嬢様を起こしても、全くお目覚めになられる様子がなかったので」
「起こしてなんて、誰も言ってないもんっ!」
いつも優雅な小鳥たちの声で、目覚めるのがお決まり。
それなのに!
見知らぬ美少年が、それも勝手に……!
わたしの部屋に侵入しているなんて。
わたしのお家の警備、ガードがゆるすぎない……っ!?
「では、明日から私が起こしに参ります」
「何を考えてるのよっ!!」
どうしたら、そんな風になっちゃうの~……。
いくら美少年だといえ納得いきません!



