小悪魔執事と恋ゲーム





はぁ……。



朝食の時間も、車に乗ってる今でさえ沈黙だよ!?



さっきから表情も、いつもに増して恐ろしく感じるし……



なんでこうなるの。



何か触れちゃいけないことでも聞いたっけ、わたし?




「い、いい天気ね?!」




この空気に焦って思わず、声が裏返っちゃった。



……恥ずかしい。



でも沈黙になるのは、なんだか嫌だ。




「そうですね」




……会話終了。



何なのよ!



もういいもん……。



わたしだけが頑張っちゃって馬鹿らしい。