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んー……もう朝?




「ふぁぁ~」




よく眠れたって。



──ん?


なんか隣に、くっすぐたくて柔らかい感触が……。



恐る恐る隣を確認してみる。




「うぎゃぁぁぁぁっ!?」


「ん……。」




な、ななな何で!



どうして!!



わたしの隣に八乙女が……!?



ふわふわした正体は髪の毛。



わたしの頬っぺたに、ちょうど触れていたのだ。



え、ちょっと待って。



このままの状態で、わたしは一夜を過ごした……
ってことになるのよね。