小悪魔執事と恋ゲーム






「ずっと黙っていたけどね。
 一度俺たちは遠い昔に会ってるんだ」


「……ふぁへ?」




全く予想もしなかった言葉に、わたしは思わず素っ頓狂な声が出る。




「ほら。 パーティーで、よく君は泣いていただろう?」




“パーティー” “泣いていた”



この二つでピンとくる。




「も、もしかして……っ!
 お兄ちゃん!?」




神代さんがコクリと縦に頷く。



ウソ……っ!信じられない!?



あのときのお兄ちゃんが神代さんだなんて!?



いや確かに言われてみれば、年も七つくらい違っていたし。



カッコイイままの面影はちゃんとある。



で、でも……!



まさかこんな形で再会することになるなんて。