小悪魔執事と恋ゲーム





さっき、駆けつけてくれたとき。



“もしかしたら……八乙女かもしれない”



そう、頭の中で一瞬でも期待して



違うと分かった瞬間に、ショックを受ける自分がいた。



こんなの……、



あまりにも自分勝手で最低過ぎるよね……っ。



神代さんが駆けつけてくれなければ、
今頃どうなっていたかも分からないのに──。



本当、申し訳なさで胸がいっぱいになる……。



──でも久しぶりに神代さんの顔が見れてホッとした。



ここ毎日八乙女のことで頭が痛くて、どうにかなりそうだったけど……



仏様みたいな笑顔を見ていると、ほっと救われた気分になる。



不思議なくらい、神代さんって安心感を与えてくれる人なんだ。



まるで前にも会ったような懐かしさを、どこか感じるみたいに。