「待ってたよ、メイドちゃん」
鼻息を荒くさせながら、ニタニタと笑う男。
ぎゃあっ!!
わたしを狙ってらっしゃる~~!?
「ねぇ、写真撮ってよ~。
皆にカノジョだって自慢したいからさ」
思いっきり首を横に振る。
そ、それはダメです!絶対。
貴方が恥をかくことになりますからっ。
「あ、いいこと思いついたよ!
ボクが君のこと撮ってあげるね」
「い、いえ! 結構です……っ」
「さ、遠慮なんかしないでおいで」
腕を掴まれ、どんどん引きずり込まれる体。
だ……誰か……!助けてっっ!
八乙女……っ。
ふとこんなとき浮かぶのは、八乙女の顔だった。



