「別に小娘一人手放したくらい。
女に困るワケでもないし」
八乙女がそう言うと、派手めな女の人たちが部屋に入ってきて腕を絡ませた。
その光景に、ただただ着いていけないわたし。
あまりのショッキングさに開いた口も塞がらない。
「掟だらけの世界に縛られるくらないなら。
俺は自由な人生を選ぶから。 じゃーなお姫様」
嫌っ……待って!
そのまま遠くに消えないで。
わたしを独りぼっちにしないでよ。
八乙女……っ。
「はっ……!」
目を覚ました瞬間、暗闇が明るい光へと変わる。
やっぱり……これも夢なのね。
一気に夢から現実に戻される。



