壁にかけられた八乙女のスーツにすがりつく。
どんなに泣いて、謝っても。
八乙女は帰ってこない。
もう二度と逢えないんだ……。
今度こそ本当に八乙女は出ていってしまった。
この屋敷から。
せっかく頑張ってくれていたのに、その頑張りも全てわたしが台無しにしてしまった。
望ちゃんが警告してた通り、罰を受けるのは八乙女。
それなのにわたしは自分のことばかり考えて、八乙女に甘え過ぎてた……。
いっぱいワガママ言って困らせた。
でもメソメソ泣いてたら、八乙女にまた
『泣くなよ。』
そう言われちゃうかな……?



