外に響きわたる にぎやかな小鳥たちのさえずりに目が覚めた。 ん……んー……。 もう朝? いつものように、ゆっくりと目を開かせてみたら──。 「あ、あなた……誰っ!?」 真っ白な天井よりも先に視界に映っているのは、見覚えのない少年の姿だった。 慌てて、ベッドから体を起き上がらせる。