「白のワンピース。 可憐な穏花さんに似合ってて可愛いな……。 君を見つけたときは不覚にもドキッとさせられたよ。」 「ありがとうございます……っ、」 素直に嬉しいはずなのに。 目の前に居るのが八乙女だったら、どんな言葉かけてくれたんだろうって思うわたしが居るんだ。 どんなに意地悪されて憎くても。 好きな気持ちは、そう簡単に消えてはくれない。 ねぇ、八乙女? オシャレした今日の姿を見せたら、ほんの少しでも可愛いって思ってくれたりしたのかな。