「行こうか」 「え、えっと……?」 さり気なく手を差し出されたものの、戸惑って神代さんを見上げると笑っていた。 「手つながない? カフェまで」 「え……!」 ふと八乙女の顔が浮かんで躊躇う。 どうしよう、、、。 もし八乙女にバレたら怒られるんじゃ……? なんて答える時間も無く 手には温もりを感じる。 「ちょ…神代さん、!」 「今日は人も多いし、万が一怪我をしたら大変だからね」