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軽くオシャレをしてから、待ち合わせ場所の噴水広場に向かう。



神代さん……神代さん……



人混みが多い歩道のなか、神代さんらしき人を探す。




「──居た!」




……って、あれ?



女の子たちと親しげに話してる?



もしかして、知り合いとかかな。



しばらくその光景を遠くから見つめていると、わたしに気づいて微笑みながら、こっちに向かって歩いてくる神代さん。