耳から離した後、スマホを靴箱の上へ置いた。



この八乙女が届けてやりますよ。



まぁー執事として、穏花の側にいる限り。




「興味も湧いてくるし?」




ゲームに負けた後。



どんな顔で、俺にすがり付いてくるのかってね。



想像しただけで笑えるじゃん。



それまでの辛抱ってことで、執事頑張るぜ。



仕事ぶりで成績にも関わってくるのは事実だし。




「さぁーて。 行きますか」




今朝も行ったあの学園に。