こんな顔していたら、お父様にバレちゃうわ……。 赤く染まった頬っぺたをパチンと叩いてから、リビングのドアを開けた。 ───ガチャ 「お、穏花! 久しぶりだなぁー。 元気にしてたかい?」 「お父様っ!!」 相変わらずの笑顔で、ニコニコとするお父様がソファーに座っていた。 わたしは思いっきり抱きつく。 「ハハッ、見ないうちに背も伸びたんじゃないか?」 「ふふ。 そうでしょ?」 「いや~! こうして娘と会えて幸せだな、パパは」 「一年も出張で寂しかったんだからっっ」