これでいいや。 やっとボタンを押した。 「ほらよ」 俯いたままの穏花の膝にポンと置いた。 そして、となりに俺も座る。 「…いちごみるく?」 「そうだけど。 ダメだった?」 「ホットココア飲みたい気分だったのに…」 「何でもいいって言ったじゃん」 「そうだけど……」 女の子の好みは、よく分かんねーな。 俺は缶コーヒーとかもらったら喜ぶけど。 いちごみるく、ダメか。 これでも悩んで選んだんだけどな。