小悪魔執事と恋ゲーム





紙を掴んでいる手がプルプルと震える。




「なに、よ…これ……っ。」




勝手に決めないでよ。



最後の震えた字は、どういうつもりなの……っ!



わたしの気持ち。


……どうしてくれるの?




「や…ぉと…め…ぅ…っっ。」




ただただ喚きながら、その場に崩れ落ちるわたし。



ねぇ、八乙女。



ズルいよ。



こんな終わり方するなんて。



まだ答え聞かせてくれてないじゃない……。