「お口に合いませんか?」 「ちょ……っ」 な、ななな何よ…… いきなり~?! と、とりあえず! 顔が近すぎるから……っっ。 朝から不意打ちのドアップなんて、誰も聞いてない。 「ご自分で召し上がれないのでしたら、私が食べさせてさしあげましょうか」 ……なっ、!? 「んぐっ……!」 断る前に口に入れられる。 「美味しいですか? お嬢様」 ほんとズルい……。 なんで、そんなに顔が綺麗に整ってるの? サラサラなブラウンの髪の毛が少し目にかかって、大きな瞳が妙に色っぽく感じさせるのよ……。