もう、ダメ…疲れた…
どのくらい走ったか覚えてないけど、身体がもう限界って叫んでる
…なんで私こんなに走ったんだっけ?
あぁ、王女になんか殺されると思ったからか…
「もう!ふざけんなよ!私が何したっていうんだよー!!」
さっきまで静かだった森の中に私のうるさい声がこだました
「あぁ、叫んだらお腹がすいてるのに気づいちゃった…」
そういえば朝から何も食べてない
「もう、今日はほんとに最悪の日だ!」
疲れと極度の空腹で目眩がしてきた…
「こんな所で死ぬなんて…私…絶対に……いやだ…」
そこで私の意識はなくなった