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月日が経ち、私たちは2年生になった。

クラス替えがあってあのメンバーはバラバラのクラスになってしまったし、昴とも別々だ。

だけど…。



「文香、帰るぞ」

「うんっ」

こうしていつも放課後は私のクラスまで迎えに来てくれる。

あの日から私たちは付き合うことになった。

たまには喧嘩もするし、楽しいことばかりじゃなかったけど、本日めでたく1年記念日を迎えることができた。

寮までの昴との短い帰り道を歩きながら「昴はわかってるのかな…」なんて考えていた。

せっかくの記念日なのに真っ直ぐ帰っちゃうのか…。

あっという間に寮の前に来てしまった。



「…やっぱさ、ちょっとどっかで話せないか?」

「え、うん…いいよ」

昴の提案で学校の近くの公園に行くことになった。