手紙 ーだいすきなキミへー

次の日から私はなんとなく昴と距離をとるようになってしまった。

…今は少しだけ、心を落ち着かせたい。

だけど昴に近づかなくても、昴のことばかり考えてしまって心がざわつく。

いやだな、もう…。




「文香ってば、最近元気なくない?大丈夫?」

そんな私のことを心配して昼休みにふたりでお弁当を食べているときに、千波がそう声をかけてくれた。

「大丈夫だよ、ありがとう」

「…嘘だ。嘘はダメだよ!私にはそれくらいお見通しなんだからね」

そういうと千波は鞄を取りに行って戻ってきたかと思うと…。

バサバサッ

「え?」

大量のお菓子が机上に出された。

「元気がない時は食べる!それに尽きるよ!」

まじめな表情で千波は言った。

「…ぷはっ。ありがとう。てか、この量のお菓子入れて…教科書は?」

「もちろん、全教科置き勉!」

「もう、勉強どうしてんのよ~」

笑わずにはいられなかった。千波ってば、面白くてしょうがない。