「ソッコー来いって言っただろ」 「あ、うん、ごめん」 暗くてよかった。 怒られているわけじゃないのに、涙が出そうになって......。 何もかもうまくいかない自分が嫌で、少し冷たく言われただけで、心が崩れる。 私は涙をこぼさないように唇を噛みしめた。 すると、コウちゃんが不意討ちでサッカーボールを私に投げてきた。 私はすかさずキャッチ。 「反応できんじゃん」 コウちゃんが静かに笑う。 「ほら、来いよ」