今日は、朝からクラスマッチの種目の話題でもちきりだった。
明日までに決めなければならないんだけど、昼食時間になった今もまだ、愛美と共に決められずにいる。
バレー、バスケ、テニス、卓球、サッカー。
どれも苦手なものばかりだ。
「あー、もう! 頭痛い! なんでクラスマッチとかあるのー? 滅びてしまえー!」
私の目の前でお弁当を食べていた愛美が、フォーク片手に頭を抱えた。
ひとつの机にお弁当を広げる私たちの目線は、お弁当ではなく、クラスマッチの種目の書かれているB5の用紙。
その用紙に名前を書いて、出たい種目にチェックしなければならないのだけど......。
進むのは箸だけで、全くペンが動かない。
というより、筆箱の中からペンを出してすらいない。


