何かを言い躊躇っている。
眉間に力を入れていて、苦しそうにも見えた。
「あぁ~もう! どうしよう」
頭をガシガシかき、苛立ちを見せる立花くん。
立花くんの不思議な行動に、私はそっと立花くんを覗き込んだ。
「今ここで言うつもりはなかったんだけどな......」
今にも消え入りそうな声に、私はグッと耳を近づける。
すると、立花くんは何やら意を決したように頷き、体を私に向けた。
「白石、よく聞いて。俺、真剣だから」
立花くんの強い視線が刺さる。
圧倒された私は、ただただ頷いた。
「白石は突然だって思うかもしれないけど、俺、白石のこと、好きなんだ」
......え?
心臓が跳ねる。
た、立花くんが、私のこと、好き?
「1年の頃から好きだった」
嘘......。
「本当は、言わないつもりだったんだけど......真田が。あいつが、ここにいるから......まさか合宿先が同じになるとは思わなかったし、それに、今日はなんか真田に対してムカムカしてて」
「.........」


