「俺は、進学だな」
「えっ!? コウちゃん、大学行くの?」
嘘!
そんなの初耳。
いや、コウちゃんは頭もいいし大学狙うのは普通のことなんだけど......。
だけどなんて言うか......。
コウちゃんが、大学......。
「......ど、どこの?」
鼓動が乱れた。
私達の町にも大学はある。
だけど、そんなに高いレベルじゃない。
コウちゃんの成績なら、他県の大学を受験しろと、先生達も言うだろうし......。
もしそうなったら、コウちゃんは、この町を出て遠くに行ってしまうことになる。
会えなくなるんだ......。
色んな思いが入り交じって、急に怖くなってきた。
進路って、簡単なものじゃないんだ。
コウちゃんと、離れなきゃいけなくなるかもしれないんだ......。


