「いいもん! どうせ私は色気ゼロですよーだ」 子供のように、イ~っと歯を見せてふて腐れる。 「コウちゃんの分まで食べてやる!」 私は、コウちゃんを流木に残してひとり大股で歩いた。 だけど途中、クルリと振り返り、目を吊り上げる。 「早く来てよ! 本当にひとりでカレー食べるからね!」 もう何をやけになっているのか自分でもわからない。 だけど、心はウキウキと跳ねていた。 コウちゃんと、また普通に話せるようになったから。 仲直り。 また、幼なじみとして、コウちゃんの隣にいられるんだ。