放課後、ずっと君のそばで。




「今はちょっと歩きたい気分なの」


お母さんの言葉に、私は乗り込もうとしていたタクシーのおじさんに「すみません」と頭を下げて、お母さんのもとに小走りした。


お母さんと肩を並べて、狭い歩道を歩く。


ふたりやっと歩ける幅だけれど、電信柱や人とすれ違う時には私がお母さんの後ろに下がり歩かないといけない。


あまりの歩き辛さに、タクシーで帰ろうと訴えなかった自分に後悔した。