「我が校の規則を忘れたなんて言わせないわよ?異性不純交際は一切禁止よ?」 「会長も自分の立場を忘れたなんて言わせないよ?メイドのののかちゃん?」 冷たく佐伯をあしらおうとするが、佐伯は甘い笑顔を浮かべたまま。 いやその笑顔は甘いは甘いが、勝ち誇った笑顔っと言う表現も一つ足しておこう。 くっ、何も言えない。 「.........わかった、一晩だけよ」 「わーいっ。ありがとう、会長」 ギュッ 仕方なく頷く私にわんこの如く可愛い笑顔で微笑み佐伯がいきなり抱きついてくる。