***** 「で、何で私がバイト終わるまでコーヒー1杯で居座り続けた挙句、私のあとをついて歩いているのよ」 私の1歩後ろを歩く佐伯に迷惑そうに声をかける。 あのあと結局最後まで穴が開くほど見られ、何故か佐伯と一緒に夜道を歩いて帰っていた。 ......本当、何考えているか全然わかんない。 「え?ご主人様がメイドのあとをついて歩くことにどこか問題でもある?」 「大ありだ、ボケ。堂々とストーカーするな」 可愛い笑顔で首をかしげる佐伯を睨む。