「は、蓮琉……」 「えー、聞こえないー。もう1かーい」 「蓮琉っ!!」 「え?え?はるまきー?こんな時に何言ってるの?由乃?」 人が恥ずかしい想いを抑えながらも必死で佐伯の名前を呼んでいるのに当の本人は意地悪な笑みを浮かべてとぼけてばかり。 プチンッ あー、もう。 「はぁぁぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅぅうう!!!!」 限界を感じた私の雄叫び。 もう佐伯蓮琉の蓮琉なのか、季節の春なのか、そもそも一体〝ハル〟と言う単語は何ぞや状態だか、もうどうでもいい。