ドサッ 「なっ、何すんのよ!?」 突然部屋に連れ込まれたかと思うと佐伯に慣れた様子で私をベッドの上に投げられた為パニックになりながら叫ぶ。 どうしてこんな状況になっているんだ!? 「こーいう展開を望んだのは会長なんじゃないの?こんな所まで来ちゃって」 いつものように愛らしく微笑み佐伯が私に覆い被さる。 「……ち、違う」 「違わないよ」 否定しても佐伯はその言葉を聞き入れず。 私のネクタイを素早く取る。 微笑んでいる佐伯の目。 あの時と同じ今にも泣き出しそうな目。