ベル姫様と溺愛ナイト様

姫へ。

私は。
女王と姫と。
そして信頼の出来る城の者と、私についてきてくれる民との生活が、大好きだった。
どうしてこうなってしまったのか、悔やんでも悔やみきれない思いでいっぱいだ。

姫には悪いことをした。
姫のお母様は、先日なくなってしまった。
一枚の手紙を姫に残して先に逝ってしまった。
同封したから、ぜひ読んでやってほしい。

そして私も、もう長くはないだろう。
姫よ、両親揃って成長を見守れないこと、一緒にいることができないことを、どうか許してほしい。

毎日、姫のことばかり考えている。
元気でいてくれれば、お父様はそれで良い。
きっとお母様も同じ考えだろう。

この手紙を、姫のナイト、レイラカに託す。
彼ならきっと、姫を見つけ出し、この手紙を届けてくれることだろう。