「まぁ、いいが。 どうせ衣装など諸々はもう決まっているしな」 「そうなの!? みんな頑張ってくれたんだね…」 何も知らずに、何も手伝えなかった自分を責めながら、でも仕方がなかったとなだめる自分もいた。 「ちなみに鈴はウエイトレスだからな」 「わ! どんな衣装があるんだろ〜」 「今日詳しい話があるんじゃないか?」 「楽しみ!」 眠かったことなんてすっかり忘れて、弾んだ気持ちで学校へ向かった。