恋はたい焼き戦争



「だから鈴が昴君とそういう仲でも…」





ポっと頬を赤らめて目を伏せるあかりに、私は必死に弁明する。





「そんなこと、ないから…!」





もう来月には正式な奥さんになる。


日本も出て行く。


それに、昴側からしても迷惑な話だろう。





「…そうなの…?」





不思議な顔をするあかりにも、内緒にしておくつもり。


ごめんね…勝手な私を許してね。