「おはよ〜!」
「…」
「あれ?
あかり、おはよ!」
「……おはよ」
いつもと違うあかりに違和感を覚えながらも、ただ疲れているだけかななんて甘く考えていた。
「あかり〜
お昼一緒に食べよ!」
「…あ、ごめん。
ちょっと行くとこあるから…」
そうお弁当を持って席を立つ。
…初めて断られた。
委員会とか、文化祭関係で何か仕事があるのかな。
私はちょうど空いていたまーくんの隣に座って、喋りながらお昼を過ごした。
「鈴が1人なんて珍しいな」
「んー…何かあかりが忙しいみたいで」
「海好がか?」
「うん」
「文化祭においては特に役割は当てられてないと思うが…」
「…そうなんだ?」
それじゃあ、なんで?
…私、もしかして避けられてる?
でも避けられるようなことしてないし…
モヤモヤしたけど、どうしようもなくてとりあえず何かの間違いだ、明日にはいつも通りに仲良くできるはずって信じて帰った。

