お昼休み。
最近は葵ちゃんと明石くん、三人一緒に屋上で食べてる。
ちなみに屋上は、ほんとは立ち入り禁止だから、椛島先生の視線に怯えることはない。
少しでも学校内で気を抜ける場所が欲しいだろって、杉本先生が内緒で鍵を渡してくれた。
理事長の誠おじさんも了承済みだって。
「これ。
このあいだのシュシュのお礼、だよ」
持ってきたクッキーの袋を渡すと、明石くんの、レンズの奥の目がにっこりと笑った。
とたんに頬に熱が上がってくる。
「別によかったのに。
あれは僕が、水色のほうが宮野に似合うって思っただけだから」
「ううん。
嬉かった、から」
今日は髪の毛、お団子にして明石くんの買ってくれた水色のシュシュでまとめてみた。
そんな私を見る明石くんはすごく嬉しそう。
「やっぱり似合うね、水色」
「……ありがとう」
最近は葵ちゃんと明石くん、三人一緒に屋上で食べてる。
ちなみに屋上は、ほんとは立ち入り禁止だから、椛島先生の視線に怯えることはない。
少しでも学校内で気を抜ける場所が欲しいだろって、杉本先生が内緒で鍵を渡してくれた。
理事長の誠おじさんも了承済みだって。
「これ。
このあいだのシュシュのお礼、だよ」
持ってきたクッキーの袋を渡すと、明石くんの、レンズの奥の目がにっこりと笑った。
とたんに頬に熱が上がってくる。
「別によかったのに。
あれは僕が、水色のほうが宮野に似合うって思っただけだから」
「ううん。
嬉かった、から」
今日は髪の毛、お団子にして明石くんの買ってくれた水色のシュシュでまとめてみた。
そんな私を見る明石くんはすごく嬉しそう。
「やっぱり似合うね、水色」
「……ありがとう」