「あー、この話ってもしかしてNG?」

しまったって顔してあたまをポリポリ掻いてる木部さんに、首をぶんぶん振って否定する。

「全然!私の方こそ、気、使わせてごめんね」

「いいんだけどさー。
でも、やっぱ気になるし」

みんながうんうんと頷く。
葵ちゃんは完全に不機嫌になってたけど。

「杉本先生は私をからかって喜んでるだけだよ?」

「あー、確かにその気持ちはわかるかも」

「……え?」

私の後ろにまわった木部さんの手が胸にまわり……そのまま、その、あの。

「宮野さん、ちょっとこうやってからかっただけで真っ赤になって可愛いし。
……それにしてもけしからんおっぱいだな」

「萌花になにしてんだよ!」