華音の纏う空気はやはり全国No.1を率いる総長なだけあって 傍にいる俺でさえピリピリする そんな華音の判断に俺は驚いた 『華音、いいのかあれで』 頷いた華音をみて 男らは走って帰って行った 「かまわない… 私の母に通じてるなら、さっき問いかけた所でまともな返事は得られなかっただろうし… 私はあの女から逃げる事は出来ないんだから」 っ! 『華音…』 俺は華音を抱きしめた