口を開かない男に翔太が呆れたように呟いた
「なんや、答えれんのか？」
「たくさんだったか？
華音に何用だ？
言わねぇならどうなっても知らねぇぞ
俺らが誰か知らねぇなんてないだろうからなぁ」
酷薄な笑みを浮かべた蒼平がその男を見下ろしていた
こえ…
ゾッとする笑みだ
蒼平が本気で怒るとこうなるんだよな…
「な、何故龍華と雷龍がっ！」
「何故？バカなんだねぇ
俺らの姫に手を出すからでしょ？
誰に言われたわけ？
勝手に動いてるわけじゃないよねぇ？」
「姫に手を出した代償は大きいよ？
俺たちが何者か知ってて手を出したんだから尚更だよねぇ
ねぇ、慶にぃ」
雷と凌がニコニコしながら、目は笑ってない表情で男を見下ろし慶にふった
俺の周りやべぇやつ多いなぁ
仲間で良かった…
