まあ、脇役。
いつだって主役にはなれないんだ。


そう自嘲気味になりながら、おれも1-6と書いてある教室に入る。
時間ぎりぎりに来たせいか、空いている席はあまりなくて、その中のひとつを選んで席についた。



知った顔はあまりいない。
さすがは、進学校。
真面目そうなヤツばっかりだ。


オレみたいなギャル男はあまり・・・
っていうか、一人も、いないんですけど・・・

オレかなり場違い、
っていうか、ヤっちゃったのね。