「聖奈あんたいつまで寝てるの?!また陸を待たせるつもり?!」
「へ、だって目覚ましどおりに起きたからまだ7時だよ?」
そう。私はいつも目覚ましを7時にセットしていて、幼なじみで近所に住んでいる『香山陸』と8時に私の家の前で待ち合わせしている。
「あーそう……聖奈!ちゃんと時計を見なさい!」
お姉ちゃんは私の目の前に時計を持ってきた。
すると…
「し、7時45分?!?!?!?!」
そういえば明日は急いで準備するからいっぱい寝ようと思って7時半にアラームをかけてたんだ!しかも私はそれに気づかないで15分も寝てたなんて…
最悪だ。思いっきり寝坊だ。
