「ここに、座布団がありますよ!寝かせますか?」
彩月の声も遠くに聞こえる。
「‥だ‥大丈夫‥です‥よー。私‥もう‥大人‥です。子どもじゃないーよー。」
私はそう言ってふらふらする足どりで少し空いている空間に行こうとしたが、ふらついて柊人先輩のいる方向に倒れこんでしまった。
「お‥おい伊織、大丈夫か?」
私は柊人先輩にささえられていた。
「うー。大丈夫れすー。‥ねぇ‥せんぱい‥」
私は柊人先輩の口に顔を近づけていった。
周りから悲鳴が聞こえる気がしたが気にしない‥。
柊人先輩は驚いた顔をしているようだった。
そして‥そこから‥私の記憶がない‥。
柊人side
‥えっ?‥い‥今‥キスを‥した?伊織が‥俺に‥?
近くでは伊織が幸せそうに寝ていた。
「しゅ‥柊人先輩、大丈夫ですか!!?」
大和が慌てて俺に駆け寄ってきた。
「う‥うん‥。」
周りにいるメンバーもこの衝撃的な場面に動揺しているようだ。
「ご‥ごめんなさい、柊人先輩!!!私が、きちんと伊織を教育するのでお許しください!!」
彩月がすごく謝ってきた。
‥てか、いつの時代の謝り方だよ。
「おぉ、柊人。もしかしてファーストキス?やるじゃん!」
咲和は呑気にそんなことを言った。
「咲和先輩!!そんなこと言わないでください!」
大和は咲和をたしなめていた。
「‥咲和‥。元々、咲和がお酒を置いておくから間違って飲んだんだろう。」
俺は咲和に言った。
「‥それは‥ごめん。私のミスです。大和くんもごめんなさい。迷惑かけて‥。」
咲和もこたえてるらしく落ち込んでいた。
「と‥とりあえず‥わかったことがありますよ。‥伊織はお酒を飲むとキス魔になるということが‥。なので‥伊織にはお酒を飲ませないようにしましょう。」
彩月がさりげなく咲和をフォローした。
だけど‥
「‥そうだな‥。伊織がこんなことになったのは、俺の責任でもあるし‥咲和先輩だけが悪いわけではないので‥。今日は‥解散しましょうか。たくさん話したし。料理はもうないし‥よし!解散しましょう!お金は後で請求するので、よろしくお願いします。」
そう言うと、大和は会計をすませにレジに行った。
行ってしまうと部屋には3人だけになってしまった。
咲和だけでなく俺自身も罪悪感すら感じていた。
「わ‥私、伊織の家知ってるので送っていきますね!」
彩月がそう言った。
「いや‥でも‥。」
俺は彩月に伊織を任せるのは悪い気がした。
「柊人先輩が連れてくとこの子、またキスしてしまうかもなので、それは柊人先輩には申し訳ないです。」
彩月もかなりの責任を感じているようだった。
「じゃあ、彩月よろしくね。伊織のこと頼んだよ。」
俺の代わりに咲和が答えた。
「はい!任せてください!」
「彩月。伊織を送っていくんだったら、これを渡しておいてくれない?」
そう言って俺は彩月にリレー小説のノートをわたした。
「‥本当は俺から渡した方がいいのかもしれないけど、今こんな状態だから彩月がわたしてくれない?」
「は‥はい。私が渡してもいいんですか?」
「うん。その方がいいから。」
俺はまだ幸せそうに寝ている伊織を見た。
今日のことは忘れて、ゆっくり寝なよ伊織。
そうして新入生歓迎会はお開きとなった。
彩月の声も遠くに聞こえる。
「‥だ‥大丈夫‥です‥よー。私‥もう‥大人‥です。子どもじゃないーよー。」
私はそう言ってふらふらする足どりで少し空いている空間に行こうとしたが、ふらついて柊人先輩のいる方向に倒れこんでしまった。
「お‥おい伊織、大丈夫か?」
私は柊人先輩にささえられていた。
「うー。大丈夫れすー。‥ねぇ‥せんぱい‥」
私は柊人先輩の口に顔を近づけていった。
周りから悲鳴が聞こえる気がしたが気にしない‥。
柊人先輩は驚いた顔をしているようだった。
そして‥そこから‥私の記憶がない‥。
柊人side
‥えっ?‥い‥今‥キスを‥した?伊織が‥俺に‥?
近くでは伊織が幸せそうに寝ていた。
「しゅ‥柊人先輩、大丈夫ですか!!?」
大和が慌てて俺に駆け寄ってきた。
「う‥うん‥。」
周りにいるメンバーもこの衝撃的な場面に動揺しているようだ。
「ご‥ごめんなさい、柊人先輩!!!私が、きちんと伊織を教育するのでお許しください!!」
彩月がすごく謝ってきた。
‥てか、いつの時代の謝り方だよ。
「おぉ、柊人。もしかしてファーストキス?やるじゃん!」
咲和は呑気にそんなことを言った。
「咲和先輩!!そんなこと言わないでください!」
大和は咲和をたしなめていた。
「‥咲和‥。元々、咲和がお酒を置いておくから間違って飲んだんだろう。」
俺は咲和に言った。
「‥それは‥ごめん。私のミスです。大和くんもごめんなさい。迷惑かけて‥。」
咲和もこたえてるらしく落ち込んでいた。
「と‥とりあえず‥わかったことがありますよ。‥伊織はお酒を飲むとキス魔になるということが‥。なので‥伊織にはお酒を飲ませないようにしましょう。」
彩月がさりげなく咲和をフォローした。
だけど‥
「‥そうだな‥。伊織がこんなことになったのは、俺の責任でもあるし‥咲和先輩だけが悪いわけではないので‥。今日は‥解散しましょうか。たくさん話したし。料理はもうないし‥よし!解散しましょう!お金は後で請求するので、よろしくお願いします。」
そう言うと、大和は会計をすませにレジに行った。
行ってしまうと部屋には3人だけになってしまった。
咲和だけでなく俺自身も罪悪感すら感じていた。
「わ‥私、伊織の家知ってるので送っていきますね!」
彩月がそう言った。
「いや‥でも‥。」
俺は彩月に伊織を任せるのは悪い気がした。
「柊人先輩が連れてくとこの子、またキスしてしまうかもなので、それは柊人先輩には申し訳ないです。」
彩月もかなりの責任を感じているようだった。
「じゃあ、彩月よろしくね。伊織のこと頼んだよ。」
俺の代わりに咲和が答えた。
「はい!任せてください!」
「彩月。伊織を送っていくんだったら、これを渡しておいてくれない?」
そう言って俺は彩月にリレー小説のノートをわたした。
「‥本当は俺から渡した方がいいのかもしれないけど、今こんな状態だから彩月がわたしてくれない?」
「は‥はい。私が渡してもいいんですか?」
「うん。その方がいいから。」
俺はまだ幸せそうに寝ている伊織を見た。
今日のことは忘れて、ゆっくり寝なよ伊織。
そうして新入生歓迎会はお開きとなった。


