2人が校舎の裏から出たのだとすれば、校舎裏にいるはずだった。
「校舎裏はさっきまであたしたちが小枝を拾ってたんだけど、誰もいなかったよ?」
移動しながら美夏が言う。
「お前たちがいなくなったのを見計らってから外へ出たのかもしれないだろ」
と、心太朗。
確かにその可能性もあった。
窓から校舎裏の様子を確認していたのかもしれない。
校舎裏は小枝も沢山落ちているし、草も茂っている。
そんな中で歩き回れば足音がするはずだ。
2人分の足音が聞こえて来ないかどうか、みんな自然と無言になっていた。
校舎の灰色の壁にそっと立ち、校舎裏を確認する心太朗。
「誰もいないように見えるけど……」
小声でそう言った。
友香たちも確認して見たが、確かに人影はない。
だけど、雑草が足首くらいまでの長さがあるから、寝そべっていたらなかなか気が付かないかもしれない。
「校舎裏はさっきまであたしたちが小枝を拾ってたんだけど、誰もいなかったよ?」
移動しながら美夏が言う。
「お前たちがいなくなったのを見計らってから外へ出たのかもしれないだろ」
と、心太朗。
確かにその可能性もあった。
窓から校舎裏の様子を確認していたのかもしれない。
校舎裏は小枝も沢山落ちているし、草も茂っている。
そんな中で歩き回れば足音がするはずだ。
2人分の足音が聞こえて来ないかどうか、みんな自然と無言になっていた。
校舎の灰色の壁にそっと立ち、校舎裏を確認する心太朗。
「誰もいないように見えるけど……」
小声でそう言った。
友香たちも確認して見たが、確かに人影はない。
だけど、雑草が足首くらいまでの長さがあるから、寝そべっていたらなかなか気が付かないかもしれない。