範囲指定ゲーム

左から順番に、投票したチーム、投票されたチーム、殺害方法、投票時間が並んでいる。


が、しっかり見ていかないとどのチームが決行されるのかわからない。


でもパッと見ただけでもCチームへの投票が圧倒的に多い事はわかった。


殺害方法も様々で、これは時間判定になることは明白だった。


「なんだよ、なめてんのかよお前ら!!」


一真が声を荒げて怒鳴り散らす。


「お前ら俺たちに死んでほしいのかよ!」


輝も黙ってはいなかった。


誰も2人と視線を合わせようとはしなかった。


みんなの視線は今もまだスクリーンに釘づけだ。


Cチームがそのチームに投票したのか、それが確認できないと安心はできない。


「あ……嘘だろ?」


スクリーンを凝視していた大森光汰が震える声でそう呟いた。


光汰はHチームだ。


そしてCチームが投票したのは……Hチームだったのだ。


殺害方法は首つり。


先生たちと同じ方法だ。


Hチームに投票したチームが他にあるかと探してみても、どこにもない。


みんなCチームに投票している。


と、いうことは……。